Google ストリートビューについて考えた事いくつか

Google Footprint ってどうでしょうか

Google ストリートビュー問題に対する日本文化的な解答としてストリートビューに「足あと」機能を付けてみてはどうか。まず、ストリートビューGoogle にログインした状態じゃないと使えないようにする。んで、任意の Google Map 画面から、その地点のストリートビュー画面にアクセスした人間のリストを呼び出す事ができるようにする*1。これだけだと得られる情報が少なすぎるので、ストーキング機能を追加。リストのアカウント名を選択すると、そのアカウントが過去にアクセスした地点の履歴を、Map 上で赤く明滅させる。その明滅のパターンで結構いろんな事が分かりそう。
ただ、分かりすぎてストリートビュー利用者側に若干プライバシー的なリスクが生じそうだけど、見られる側より見る側がリスクを負う方がフェアじゃないかな。Google 先生には是非ともご検討いただきたく…。

情報量の境界

Google EarthGoogle Map では、私も自分の家の周りの高解像度写真を見て結構無邪気に喜んでいたのだが、ストリートビューはさすがにぎょっとする*2。この違いは果たして解像度の違いだけなんだろうか。たとえば 『攻殻機動隊』『電脳メガネ』どころではない拡張現実感技術の現在 - 王様の箱庭 で紹介されている技術を応用すれば、公道の側から見ればそれなりにモデリングされた張りぼて 3D モデルが作れそうである。この 3D モデルが適当に着色されてストリートビューとして公開されたとしたら、人はぎょっとするのだろうか? それとも道を前後に移動して 3D モデルをグリグリ動かしつつ眺める事に夢中になるだろうか?

*1:アカウント名と接続元の IP address くらいを表示しましょう。

*2:ぎょっとするが、それがまずい事かどうかは、判断はついていない。